以前、木津川市役所へ行ったときに面白い素材を見つけました。
地上7階建、免震構造を取り入れ、環境やバリアフリーに配慮した庁舎です。
所々に使われていた鉄が面白い素材です。
溶融亜鉛めっき鉄鋼製品を化成処理して、
めっき面にりん酸亜鉛結晶皮膜をつくり、
グレーの安定した色合いによる環境調和性と
耐食性の向上をはかったものです。
めっき面に生じた亜鉛の結晶模様は化成皮膜の濃淡の美しい模様となって現れています。
塗装のように多様な色彩が得られませんが素材の質感が強調でき、
ユニークな色調で自然環境によく調和します。